(有)リッチモン松元の地元である鹿児島の情報ページです。


「鹿児島名産かるかん」として

鹿児島名産かるかん 300年来の歴史を持つ鹿児島の伝統郷土菓子です。
 今でもたまにですが「かるかんは昔食べたけど、パサパサしていて正直あまり美味しいとは思わなかった」、という声を聞くことがあります。
 特に私と同年代の年配の方は、そんなイメージを抱いている方もいるのでしょう。かるかんに限らず、昔食べた印象があまり良くないが、実際本物を食べてみたら「こんなにも美味しいものなのか!」と感動すら覚えてしまうことがあります。
 思うに、物流技術が未熟であったり、戦後の物不足の時代に、「これが○○だ」と言われて食べたものの中には、そういった誤解をインプットしてしまうものもあったのでしょう。
 流通技術も向上した昨今、そういった誤解はある程度なくなってきました。また、鹿児島以外のお菓子屋さんでも「かるかん」作りをしているところも多く、鹿児島県民以外の方にもメジャーな和菓子として親しまれてきたように感じます。
 鹿児島県人としては、喜ばしいことである反面、やはり「鹿児島の本物のかるかんはこういうものだよ」という、伝統を守りながら地域一体となって邁進していくことも必要になり、鹿児島県菓子工業組合で「鹿児島名産かるかん」の地域団体商標登録取得の準備が始まりました。加盟店各店がそれぞれに切磋琢磨しながら、地域一丸となって取り組んでおります。


鶴の里 出水市

 日本人に馴染み深い鶴ですが、現在では、日本で定期的に野生のツルを見られるところは、北海道東部と山口県周南市八代、そしてここ鹿児島県出水地方だけです。
 出水平野には、毎年10月中旬頃になると第1陣のツルが渡来し、2月上旬頃から渡去し始めます。出水のツルは、主にナベヅルとマナヅルで、ここ数年は、1万前後の羽数が確認されています。これだけの数のツルが人家近くで越冬するのは、世界中でも出水平野だけと言われ、ツルの一大越冬地として有名です。
「鹿児島県のツルおよびその渡来地」として、昭和27年(1952年)から国の特別天然記念物にも指定されています。


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