故郷である九州・鹿児島産から厳選した素材にこだわっています。と、ひとことで言ってしまうと簡単ですが、菓子職人一筋の私が納得できる素材を見つけることは容易ではありません。
コストはもちろんのこと、手間もかかってしまいますが、作り手の私が納得いかないものをお客様に提供することはできません。
かるかんの材料である「やまいも」。弊社のかるかんは、鹿児島で『山堀りで採取した天然の自然薯』のみを使用しています。
こちらが弊社で使用している『山堀りの天然の自然薯』です。栽培ものと大きな違いは、まずその形です。言われると、ああそうか、と思われると思いますが、まっすぐなものはまずありません。
これを掘り起こすのが困難なのは当然ですが、素材から材料へするのがまた至難の業なのです。デコボコな表面、採れた土壌環境による素材自身の違いから、機械によるオートメーション化は不可能。この仕込みをする日は、夫婦二人でかかりきりになります。
かるかんの緑茶味に代表される弊社の緑茶味で使用している緑茶です。あまり知られていないかもしれませんが、鹿児島はお茶の産地としては静岡についで、日本第2位なのです。最近では「鹿児島茶」としておみやげ物にも大変人気があります。
弊社では、当然郷土の誇りであるこのお茶、そして有機栽培されたものだけを原料として使用しています。
長年捜し求めてたどりついたのがこの塩です。屋久島と奄美大島の間に点在する人口50人弱の小宝島で作られている温泉塩です。
過去にテレビでも取り上げられて話題になりました。
小島(こだから)が「子宝」を連想することから、縁起物としても人気があります。