それから3年後 片付けをしている最中に発見 マガジンやチャンバーなどサビが発生して ボロボロの状態。 カートリッジにいたっては、 ガラス瓶に灯油をいれつけっぱなし。変色して 分解すら困難な状態です・・・ この状態からレストアし、フルオート発火出来る ように調整してみようかな・・ここまでボロボロなら ダメでもともと思いきっていろいろやればなんとか なるかもとチャレンジ開始。 しかしこれがフルオート発火を目指し調整と改良 に頭を悩ます地獄のカスタムへの 入り口でもあった。 |
作業のテーブルを占領した分解されたモデルガンと工具たち。金属パーツの製作などスキルも設備もなく、純正パーツを削ったり叩いて曲げたりのみ。不具合になってるのではないか?という箇所を見つけては加工し組み上げ動作を確認したり、発火を試す。パーツを注文したりで半年ほどモデルガンの難しさと調整の楽しさを堪能したところで仕上げてみました。 |
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発火、飛び出す薬莢と発砲音これぞモデルガンならではの迫力!! 動画は、まともに発火したところを使い強引にかっこよく仕上げてます。 (半分ほどが不発やジャムってます かっこよくてかわいいかと) まだまだ、他のマルシンモデルガンの動画の方たちのM16系には追い行けそうもないですが、自分なりにできること 施しました。撮影した動画作りながら「こうすればよかった」「あの加工は、かえって動作を悪化させた」など考えが駆け巡ったけど、とりあえずここまで。またいいアイデアや、改良を見つけたとき手を加えて楽もうかと。 施したものには、動作アップにつながったもの、試したが無駄っぽいものはては、悪化につながりパーツをダメにしたものありますが、レストア作業含め掲載してみます。 |
注意 改造、改良は自己責任で! HPの内容で不具合等生じても責任はいっさい負いません。 |
はじめに ぺやんぐは、手先が器用で興味をもったらこうしたらいいかもと、いろんなものに手を加えたり作ったり。今回モデルガンの調整にあたってはネットで調べて参考にしたものありますが、初めてのモデルガンで経験もなければ基本もないのです。素人考えの加工や無駄なものもあれば、悪化させた加工まで掲載しているかも。 ダメにしたらパーツによっては手に入らないものもあります。説明や考え方には間違ったものもあるかも。 でもひょっとしたら、はたけ違いの素人考えから意外な解決策のヒントになるものあればと考え試したものを掲載します。あくまでもぺやんぐの製作記録としてご覧ください。 |
あくまでも放置してボロボロのモデルガンをレストアし発火を目指します。 パーツのサビ、汚れをブラシで落としていきます。本体の部分などはオイルで拭いていけばよいのですが、カートリッジと中でも発火させてクリーニングしていない、チャンバーは見事に粉を吹き、ファイアリングピンはサビだらけです。丁寧にペーパーをかけて汚れをおとし丁寧にオイルでふきあげます。 |
マルシンM16 ショッピング
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カートリッジはボロボロで変色し、プライ ヤーを使用しやっと分解できるくらい固ま っていて内部のピンはサビだらけ。 なんとか分解したものをペットボトルに サンポールと砂を入れて5分ほどシェイク。 サビと汚れを一気に除去!表面が少し 梨地になりますが、後で紹介する仕上げ の部分でピカピカになります。 |
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作業前 |
作業後 |
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発火することによって、ボルトがブローバックしハンマーが起こされ 排莢、装弾されます。火薬の力といってもそこまで力がないです。極力 ロスがなくなるようスムーズに動くように、しないとなりません。 内部やパーツにはバリもあれば塗装もついています。パーツのバリを おとし抵抗になりそうな角を落とし、ピカピカツルツルに。 ペーパーかけ、1500番ペーパーで水とぎ、コンパウンドのピカール 等で仕上げてます。手作業では大変だし狭いところでも電気ドライバー にペーパーや布つけた棒をセットし丁寧に仕上げます。 注意しないといけないのは、ボルトキャリーの装弾するためカートリッジを 押し出す部分やカートリッジを支えるボルトの内部など削りすぎると装弾 不良につながりますので注意しましょう。 |
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ここまで磨き、オイルをたっぷり吹き付ければ快調に動くとおもいきや 相変わらずスムーズに動きません。ツルツルの金属同士にオイルが あっても金属が引っかかるような感じでギシリという感じ |
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同じ柔らかさの金属同士がこすれ あうとカジリという現象が起こるそう ですがどうもそんな感じ 画像の赤い線でかこったところに キズが発生してます。キズがでた ところを磨きなおしたり、削って整形 してもやっぱり発生してしまう。 カジリは、柔らかい金属でも違う 硬さのものが擦れると発生しない ようです。 |
カジリ防止 カジリについて分か りやすく解説してあ り改良のヒントを頂 きました。 |
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ステンレスのテープを貼るなど試しましたが動作よくても耐久力が× 模型用のレジン(樹脂)があったので、スベリ用のパーツを作成。 ボルトキャリーの長方形の部分。内部のレジン入れたくない部分には粘土を つめて、囲むようにガムテープをまきます。(お寿司の軍艦みたいに) あとはそこ少量のレジンを流し込み固まったらペーパーで整形しました。 内部のファイアリングプレートやバネの動き妨げぬように削りますが ピンを差し込むとしっかり固定されます。ベストな高さに削るとボルトキャリー が本体と擦れず、チャージングハンドル下部とレジンが接触するように なります。カジリが発生せず油をさすとカシャンとスムーズに動きました。 その後の、調整で何度も発火させましたが以外に丈夫です。 |
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ブローバックしたボルトキャリーが オートマチックシアーを押すことに よってハンマーが放たれます。 シアーの保持が強すぎると ボルトの動きに抵抗が生じるか。 軽い力で放たれるよう接触する 部分を軽く削る。 画像のAは削りすぎてハンマーが 保持されません。Bは新品です。 この中間くらいが限度と考え組み 込んでます。 |
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ボルトやメカには、タミヤのモリブ デングリスを使用。他にもセラミック グリスやオイルのみ試しましたが モリブデンにしました。 粘度が強いですが、熱に強く 持続力あり、これにオイルを吹き 付けると十分な効果が持続でき てると思います。 |
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ボルトのスムーズな動作だけで快調に作動する場合、不必要な改良ですが、 初心者の知識のない組み上げで調整不良のまま何度も発火し、メンテナンス の不良もたたっています。手を加えて、フルオートがなんとかさまになるまで 手を加えていくことに・・・・ |
きちんと装弾されハンマーが おちても未発火が発生します。 カートリッジのキャップ火薬には 打撃痕もあるし、原因をいくつか 仮定。未発火0はむりでも少なく するために何かないか考え・・ ○打撃力不足 ○うまく力が伝わらない ○火薬の発火向上 これらに少しでもと手を加えました。 |
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打撃力向上?! |
実物改良もアリ?
7mm火薬と5mmの 同時使用してます。
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前 | 改良後 | |||||
トリガーを引くとハンマーがファイアリングプレートをたたくのですが ボルトキャッチがビ゚クツと動きます。そのうち試射をしているときにボルト キャッチがポキツと折れてしまった。 画像を見ていただくと分かるのですが、ハンマーとボルトキャッチが接触 し叩いています。そこでハンマーの接触する部分を削り、ハンマーが 作動してもボルトキャッチと接触しないように加工してます。ここに接触 するまえにファイアリングプレート叩いてるとは思うのですが・・・ |
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伝達率の向上?! |
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カートリッジのおしりの部分。 ファイアリングプレートによって叩か れ内部中央のピンがキャップ火薬と 接触し発火するのですが、ピンのあ る中央ではなく外側を叩いてます。 また外側叩くためリムの部分が 破損するものでてます。打撃力が なるべく中央のピンに近づくように して効率向上とリムの破損を目指 します。 |
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前 | 改良後 | |||||
まーシンプルに外側と接触するところを削れば、撃力伝わるところは 中央部に近づくでしょう。リムの破損も少なくなります。 |
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前 | 改良後 | |||||
ファイアリングプレートの通る溝の上部の部分を少し金槌とタガネで叩いて プレートが上に逃げずに下にいくよう改良してます。 ファイアリングプレートとカートリッジの接触するところがより中央に近づいて 効率向上を目指しています。 中央部により近づいてますが、カートリッジの ピン部分を直接打撃するようなことはないです。また出来るような改良は してはいけません。 |
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火薬の発火向上?! |
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未発火のキャップ火薬をカートリッ ジから取り出しながら、古いやつで 湿気っていたのでは?と。あまりにも シンプルですがタッパーに乾燥剤とい っしょに入れて保管するようにしまし た。向上したかどうか微妙にいいか も。気分的にも未発火でても納得 できるかな。 |
装弾不良の発生、また 排莢がスムーズにいかないとフルオートどころではありません。ボルトの軽快な動きと、発火による力で繰り返し続いて欲しいのですがジャムか未発火が発生。また装填不良も未発火の原因につながります。 |
発火しブローバックしたボルトに 押されてマガジンよりカートリッジ がチャンバーに送り込まれますが 、軽い力で装填されるようにマガ ジンからチャンバーまでの道のり で引っかかりそうな所は研磨して あります。 |
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カートリッジも機械の削りだし? なのかリムの部分などカートリッ ジ同士ひっかかるし、マガジンに 弾数が多くなるほど押さえのバネ の力が強くなり送り出しは固くなり ます。レストアしたカートリッジの 表面をつるつるにしてオイルを吹 きかけ少しでも抵抗を減らします。 電動ドライバーのチャックにカー トリッジをはさみペーパーあてて 1000番の水とぎをかけ、コンパ ウンドでみがきます。新品のカート リッジよりツルツルピカピカに。 オイルが吹き付けられると引っ かかりの感じがなくりました。 カートリッジの継ぎ目さえ小さく なります。 |
工具なしで交換でき るので模型用に愛用
品揃え豊富だ!
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チャージハンドル引いて手動でボルトを後退させても、チャンバーにカートリ ッジが残ったままという症状に悩まされました。発火の際にボルトを後退させ る力あるくらいなのですが、発火してもチャンバーに残ってるために次のカー トリッジが装填されてジャムる。また排莢されるカートリッジがエジェクターで飛 ばされる前にボルトから外れて内部に引っかかるなど。 確実にチャンバー内のカートリッジを掴みエジェクターで外に飛ばす、そして 次弾の装填。いろいろしましたが・・・・・ 良いか悪いか、またもう少し改良く 加えれば完璧にいくのか? 改良してありますが、新品にオイル刺しただけの 方が良い動きしていたかも。 でも、すでに動作の悪くしてしまったモデルガンです。新品には戻せないな ら良くなるまでと続けたのです。 |
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チャンバーにカートリッジが残っ ているのに、ボルトを引いてもキャ ッチされない。ならばカートリッジを 掴むツメがしっかり掴むまで、奥ま でボルトがいくようにあちこち削り ました。 通常よりボルトは奥まで進むよ うになってます。またツメが、カチ リと掴みやすいようにチャンバー の一部も削り成形しています。 しかし・・・本当のところチャン バーよりカートリッジがスムーズ に抜け出さないのは別にあるよ うな。新品の状態では奥まで行 かなくてもしっかり排キョウして いたのですから。 |
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注意!暴発・排きょう不良につながるかも |
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試作した可動式エキス トラクター(上)。カートリ ッジのつかみは良いの ですが保持力が×で けっきょくノーマルを 使用しました。 |
最後に できれば、この名作キットを完璧に動作させること目指し頑張ってみました。がダメージを受けすぎた状態ではここまでかも。新品のキットで今回の経験活かし、慎重に組み上げ有効と思われる改良のみ施せば、より高みに達せられたかもしれないし、まだ何か手を加えればまだいけるかも。 モデルガンの世界は奥が深い!!! |
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