クワガタ樹脂標本 ぺやんぐ製作記
樹脂標本
Let's make the resin specimens of stag beetle

オオクワガタを採取したい。

ホームセンターでもペットショップでもクワガタが一大ムーブメントになりました。国内のものから
輸入物の本やTVでしか見たことのない生きた珍しいクワガタ、カブトムシを目にして目を輝かす
子供たち、購入を考え真剣な目で見つめる男たち。

小学校の頃、近所の友人がオオクワガタを自慢げに見せていたのを思い出し、ネットでぺやんぐ
の地元でもとれないか、職場でも地元の人に聞きましたが採取例があるにはあるのです。
親戚の子供たちに夏休みクワガタをよくとっては送ってあげましたがオオクワガタは見たこともないです。

採取したくなり噂のある現場をしらみつぶしに巡ります。

言葉にならない驚きの力  ライトキック    蹴り上げた木からぼたぼたとノコギリクワガタが落ちてきます。
信じられない謎の力     レフトキック    大自然からのおみやげ トサトサとミヤマクワガタが落ちてきます。
      パワーはチカラ              ピンセットで穴からひらたクワガタをそーっとつまみ出します。

けっきょくオオクワガタの採取はできませんでした。
調査の度に捕まえたクワガタは一番大きいサイズと入れ替えもとの森に返しました。
ヒラタクワガタは産卵木でのブリーディングの行程終わらすとなかよくペアで帰しました。

冬も近くなったころ動かなくなった(お察しください)ノコギリクワガタとミヤマクワガタは
標本にすることにしました。確かにオオクワガタは地元にいたのですが長い年月のなかで
幻にまでなってしまったのです。このクワガタもやがては見られなくなる可能性もなくはありません。
10年、100年たっても残るような記録として子供たちが気軽に触れられる標本にしよう。
樹脂標本の作成です。ぺやんぐは老後どころかその先のことまで考えていたのです。 



透明レジンなどのクラフト材料利用しています。

使用した樹脂はクリスタルレジン2

使用条件は湿度70%以下
温度18℃以上
(推奨温度20℃から25℃)
冬など温度低いと樹脂の硬化しない恐れあります
作り方
1,虫ピンで昆虫の標本を作る。
2,よく乾燥させる
3,アルコールにつけて脱脂
4、100円ショップで良いサイズ
  のタッパーを用意
5,底を作るため5mmくらい
  透明レジンを流し込む。
6,標本をのせ足を接着剤
  で固定する。
7、レジンをそーっと泡が入らぬよう
  流し込む。
8,数日後タッパーよりとりだし
  出来上がり。

詳しくはクリスタルレジン2の
広告の上の方に標本作製の
ページあります。

上質に作るには真空脱泡機を
使用ですが高価です。そこで
真空容器 VM-2なるもので
代用。完璧ではないですが
効果は十分あると思います。
流し込む樹脂を入れ空気を抜くと
サイダーみたいに気泡でます。
さらに型と標本にそそぎ込み
また真空容器に入れて空気をぬき
しばらく置いたらそのまま埃が
付かないよう容器にいれっぱなし。
数日おくのにも最適です。
CEP-1A/B 1.4kgセット

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価格:7,717円(税込、送料別)



今にもかみついてきそうな
ファイティングポーズで作成しましたが
そのためそそぎ込む樹脂の量が
多くなりました。樹脂の量が増える
ほど発熱温度が高くなります。
おなかの部分など剥離してますが
発生する熱が多すぎたためと思う。

1回目 底部分の作成
2回目 半分まで・・・半日おく
3回目 最後まで・・・半日おく
と分けて注げば白い剥離が
でなかったかも。
月光蝶の作成はこの樹脂での経験あったので思いつきました。
とにかく樹脂の量が多くなるほど発熱UP!気泡が標本から出る。剥離が出る。
ここのところ注意してください。次回つくる時は3回で試します。

この製作より3年後 2008年「クロカナブン」樹脂標本を作成。みるべし!

そして2013年「オオクワガタ樹脂標本」みるべし!

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