釣りの動画を撮影するのにカメラを検索していたのです。なるべく邪魔にならないよう小型のもの。「小型カメラ」で検索してみると・・・ 怪しげな腕時計に内蔵したものや、100円ライターにカムフラージュしたものまで。「まてよ・・・このサイズならルアーに搭載できるのでは?」もしできたら、魚がルアーを襲い掛かる瞬間が撮影できておもしろそう!! 値段も送料込みで2000円ほどの最も安いものを悩みながらも購入。矛盾と葛藤のなかで製作が始まり、テストで実釣。ブラックバスが釣れちゃった |
ライター型カメラをまずは注文。送料無料の1980円!!サイズを確認してみます。100円ライターサイズのビックリ小型サイズとはいっても、ルアーに比べるとやっぱり大きい。 最初は、最も大きい海用のルアーにパテなどで埋め込んでなんとか防水すればいいやと考えてましたが・・ぜんぜん収まらない。考えれば考えるほど悩んでしまいなかなか設計がまとまりません。 |
① サイズが大きくなる 長さはいいのですがライターの幅が2cm。また、防水性を考えると、丈夫な素材で5mmほどの肉厚が必要です。つまり幅は最低3cm ② カメラが壊れやすい?! ネットのレビュー見ると、スイッチがこわれやすい、バックに入れているだけで壊れたなど。そんなものを20mも投げ、水面に叩きつけ、魚に噛み付かせる?壊すようなものです。 ライターカメラ分解修理 ③ お金を掛けるのはどんなものか・・ ルアー自作にはいろいろ資材が必要ですが、成功の可能性は少ないし1キャストで終わることも。できるだけコストおさえて作らなきゃ。でもしっかりしてないと魚に食べてももらえないぞ! ④ 映像が見れなければ意味がない まずある程度の光量ないとだめでしょう。レンズの位置から真後ろ撮影。ミノーだと尻ふって泳ぐとまともに見れません。以上のことから。ルアーはトップウォーターに決定。着水後のステイでパックンとくればなんとかなるか?! |
ライターサイズの ビデオカメラ?! |
海用の15cmペンシル。比べても幅の2cmの100円ライターは、入りそうもないです。そこでハンドメイドルアーの要領で、バルサで作ってはどうか? しかし、内部にはライター1本いれないといけません。もっとも薄いところでは5mmほど。針金でアイなどをつくることもできないです。 ライター収納するサイズでなるべくコンパクト。ルアーゆえに、ベイトに近づけ、なおかつ魚に噛まれても漏水なく、フックは外れてはいけない・・ そこで材質はレジンで作ることにしました。 バルサで原型を作り、シリコンで型取り その後に、レジンを流し込んでベースとします。 ①バルサで、ライターが収まるようベースを作ります。 ② ペーパーで削ってルアーの完成形をイメージ しながら原型をつくります。削り込みは ほどほどに。加工のしやすいレジンでギリギリ まで削ればよいからです。 |
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③ ラッカーパテで表面のキズなど埋めて成型 これで、原型とします。が、このずんぐりむっくり の物体・・どうすれば魚っぽく出来るんだ?! |
出来上がったバルサの原型。これをシリコンで型取り。 その型にレジンを流し込みます。 |
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流し込んで5分もするとレジンは固まり、プラスチックの本体の出来上がり。模型用なので、削るのもサクサクと作業が出来ます。また、バルサよりも固く防水性も十分でしょう。 ペーパーで削り、鉛筆で市販のルアーを見ながら、模様を書き入れます。その後にルーターで削り模様を掘り込みます。 筋彫りや、目の掘り込みまで終わらせたら、成型作業は終了。ここで形に合わせて後ろのレンズ、前のフタを作ります。レンズは透明アクリル。前のフタは使用しない容器のふたを切り出しました。 このレンズとフタと本体。取り付けるときように、ドリルで穴を開けておきます。塗装に入るとき、塗料やコーティングで埋まらぬように、使用するネジを差し込んでおきます。 ここまで出来たら、いよいよ手作りルアーのお楽しみ塗層です。どんな模様にしようかな?! 出来上がった本体を、クリアラッカーにドブづけ2回(頭から1回尾から1回) 乾燥させます。これで塗装の準備が整いました。 |
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塗装は、プラモデルに使用していたMr.カラーで。カラーリングは悩んだ挙句、アユカラー?!(製作時期が初夏だったので) ルアーをまねて塗りました。白→シルバー→グリーン→イエロー→クリアレッド(エラ) |
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ルアーの仕上げには、セルロースセメントかウレタンクリアーを使用します。手軽に仕上がることから以前はウレタンクリアーだったのですが、開封後すぐに固まってしまいます。そこでセルロースセメントの代用品ということでクリアラッカーで仕上げます。 クリアラッカーを薄め液で薄めて、エアブラシで吹き付け、乾かす。これを3回ほどして色止めとします。最初のドブ付けのときに、ホログラムフレークをふりかけてキラキラを添加 |
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朝2回、夜3回 ドブ付けです。あたま、次はお尻と交互にドブ漬け。今回は失敗の可能性が大。せめてなるべくコストをかけないようにと、残り物のプラカラーとホームセンターで購入した代用品。余ったらニスの代わりに使用すれば無駄なく使えるので。30回ほどドブ漬けすれば綺麗なつやにつつまれたハンドメイドルアー!! |
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原型がレジン出来上がったときに、フタとレンズを作っておきます。フタは塗装は大変なので赤い3mmほどの厚みのあるプラスチック。レンズというか、後部の透明なフタはアクリル。糸鋸で加工失敗の予備まで作ります。 塗装前には、ネジ固定用の穴まで本体もフタも加工してあります。おもてのフタは3mmのタッピングネジ。後方レンズは2mmのネジ3本で補強 接着します。 |
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多少接着剤がはみ出ますので養生テープで保護。 使用する接着剤は表フタはバスコーク透明。水槽の接着剤にも透明はいいらしいです。後部の透明部分はセメダインのスーパーX透明です。 |
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まずは前から。前もってフタにはオイルが塗っておきました。本体に厚み5mmほどバスコークを適量塗ってゆっくりとネジ込み、はみ出した部分をふき取ります。翌日固まったらゆっくり剥がすとパッキンの出来上がり。しっかりねじ込んで閉めれば水の進入を防ぎます。 | |||||
後方は、作業時に透明部分が汚れぬように養生テープで中央部分だけ保護します。セメダインのスーパーXの透明。たっぷり塗って(ネジ穴も)ねじ込み。接着剤が1mmほど浮いてるようなところで硬化させました。 表も後ろも数日完全に硬化させて、防水テスト。OKなら完成です! |
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完成したルアーカメラを比較です。 一番右が、メジャーなクランク ダイワのピーナッツⅡ。それに比べるとやっぱりおおきいサイズ。ライター型に納まったコンパクトなカメラとはいえ、個人で作る防水ケースには限度もあります。よく魚がつついてくれたものです。 使用する際には、ルアーカメラの電源を入れて撮影状態にしてルアーカメラにセット。プラスドライバーでネジを閉めておよそ1時間、電池が切れるまで撮影されます。 |
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カメラは、撮影中はLEDが点滅しているので動作状況が分かります。デジカメの撮影でも手振れは厳禁なのですがさすがに運用方法に無茶があるので仕方ありません。 キャストし飛行しているときは、は「グワァラゴワグワァギャギーン」ドカベンの岩鬼みたい。ルアーにアクションを加えると画面がブレルというレベルでもなく。想像したとおりでもありやはり激しいものになりますね。 |
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キャストして、お魚には着水後にバイトをお願いしたいところ。釣っているときには気がつきもしなかったのですが、動画を見てみるとブラックバスも見に来てくれていたみたいです。 |
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ライターカメラは壊れやすい?!分解から修理の記録 |
なんとか完成したルアーカメラ。あとはなんとしても 丸呑みするサイズの魚のバイトが欲しい! ブラックバスに、海でのボートやルアー船 ここ一番で使ってみます! 大きなフックをつけた海仕様!→ |
そして2代目も製作中 |
▲ぺやんぐのフロートボートです |
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