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教育方針

数課程

十進法の作業

数量概念の基本練習

計算棒:1〜10までの量の長さ(連続量)を教えます。各量を表

す10本の棒には1の量を基準にした刻みがあるので、視覚を通し

て量を把握できます。(量に対しての呼称)

砂数字板:1〜10の数字(抽象的記号)を把握(砂数字を指でな

ぞって、触覚・視覚を通して数字の呼称と筆順を含む書き方の習得)します。計算棒による量に対

する呼称と抽象的な記号としての数字がここで結びつきます。

計算棒と数字板:上記の計算棒(具体的な量)と数字(抽象的な記号)を結びつけます。

錘形棒と錘形棒箱:計算棒での連続量に対して、一つずつがばらばらの量を束ねることを通して、

数量を理解させます。また、何もない場合を0ということを認識させます。

”0あそび”用教材:具体物(木の実等)と0〜9までの数字(カード)と結びつける強化練習をし

ます。(数取りゲームを行って0の場合は具体物を取れないことを認識させます。

数字カードと玉:数字に合う玉(具体量)を並べることによって、数に奇数と偶数があることに気

付かせます。(奇数と偶数)

計算棒による基本的な計算練習:1〜10までの数の構成と分解を理解させます。(初歩の足し

算、引き算の導入になります。)


数字カードと玉の作業

十進法T

金ビーズ:1、10、100、1000のいわゆる十進法の構成を

認識させます。1が10個集まって10になり、10(十進法T用

の)が10個集まって100になり、100が10個で1000に

なることを具体物(ビーズ)の量を通して理解させます。

数字カード:上記のビーズ(量)に対応した数字、数字の表記のしくみを理解させます。

量(ビーズ)と数字カード:上記のビーズ(量)と数字カードを一致させます。


十進法U

ビーズ(交換ゲーム用):十進法の理解の強化練習数字カードを使用します。

足し算、掛け算、引き算、割り算ビーズを用いる:十進法の理解の強化練習と併せて加減乗除の概

念の導入を理解させます。


十進法Uとの併行練習

”点あそび”用紙:数字の位取りの強化練習と足し算の演算練習を行います。

切手あそび:数の位取りの強化練習と加減乗除の演算練習を行います。(足し算、掛け算、引き

算、割り算)

色棒ビーズ(+黒白ビーズ)へびあそび:数量と数詞を正確に対応させる練習を行います。

併せて繰り上がりの操作を(たし算・ひき算)具体物(灰色ビーズ)を使って練習を行います。

たし算(金棒ビーズ):たし算の強化練習を行います。また、+マークを使った数式へ導きます。

10の構成と分解の強化練習を行います。

かけ算(金棒ビーズ):かけ算の強化練習を行います。また、×マークを使った数式へ導きます。

10の構成と分解の強化練習を行います。


連続数の伝統的呼称と配列

セガン板(T):11から19までの数を教えます。(10と1位の数の配列)

セガン板(U):11から99までの数を教えます。(11、12、13・・・19→20、21、

22・・・29→30〜のように10の位が次の数に繰り上がるところを強調して教えます。)

数字の消却(用紙)、100の数字並べ板、数字の埋め込み(用紙):0〜100までの数字の配

列をおぼえます。

100の鎖(短い鎖):10の棒ビーズが10本連続した鎖を1〜100まで呼称しながら数える

練習をし、同時に数のラベルを置いて位置を視覚的にとらえさせます。また、10ずつ折り曲げて

正方形を作り、それも100であることを視覚的に把握させます。

1000の鎖(長い鎖):100の鎖と同じ作業をします。上記の100の正方形が10個できる

こと、またそれを10枚重ねると立方体になることも視覚を通して認識させます。100の鎖との比

較をさせます。


初歩の平方・立方への導入

正方形色ビーズ:1〜9の各色棒ビーズが2乗のビーズ数になる本数連結しており、ビーズを数え

てラベルを置いていく操作、倍数のところで折り曲げていく操作を通して数の倍数、平方を知らせ

ます。(数の倍数・平方へ導く)

立方体色ビーズ:正方形色ビーズと同作業をします。ただし、1〜1000までとします。また、

各数の3乗のビーズ玉なので折り曲げると立方体になります。(数の立法へ導く)


記憶による加減乗除

たし算板:1けた+1けたのたし算の練習を行います。たし算板、計算問題習、暗算板、埋め込み

暗算板、問題カード等を使用することによって、1けた+1けたのたし算の答えを自然に記憶させ

ます。

かけ算板:基本的なかけ算を上記と同様な教具を使用して練習することによって九九の記憶へと発

展させます。

ひき算板:1けたの最大級(9)を引いた答えが9(つまり18−9)以下になるひき算の問題を

たし算と同様な教具を使用して練習し、基礎的なひき算の答えを自然に記憶させます。

わり算板:基礎的なわり算(九九の範囲内)を練習し、記憶へ導きます。


幾何

幾何カード:基本的な図形・線・角度の認識とそれらの名称を知ります。

幾何カード正誤表:基本的な図形・線・角度の認識とそれらの名称を知ります。