LESSON39 ヤスミンさんと会話しよう

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実は,来週の木曜日に学校へお客様がいらっしゃいます。ヤスミンさんというイギリスの方です。みなさんと一緒に遊んだりして下さいます。 

というと子どもたちは喜んでいました。
ただし,みなさんは,今年一年間英語の勉強をしてきましたので,1人1人ヤスミンさんとあいさつをしてもらいます。 

喜びの表情が一瞬にして驚きに変わりました。
そこで,あいさつの練習をこれから行います。 

と言って予め黒板に準備しておいた次の会話を子どもたちに見せました。







 
1 HELLO
2 HELLO
1 WHAT’S YOUR NAME?
2 MY NAME IS ○○.WHAT’S YOUR NAME?
1 MY NAME IS ○○. NICE MEET YOU.
2 NICE MEET YOU. 
1度学習したものでしたので,それほど難しくはないと思われましたが,1人1人をチェックしているわけではないので,特に低学年の子どもたちなど大丈夫かなと心配でした。
 もう1度1つ1つの意味を確認した後,ドリルに入りました。
WHAT’S YOUR NAME?(子どもたち”WHAT’S YOUR NAME?”)
SAY 3 TIMES GO(”WHAT’S YOUR NAME?・・・・”)
MY NAME IS ○○(”MY NAME IS ○○.○○は各自自分の名前)
NICE MEET YOU.(”NICE MEET YOU.”)3 TIMES
GO(”NICE MEET YOU.・・・・・”) 

このあと,教師と生徒,2グループ,ペアなど様々の形態でのロールプレイをしました。 
  

LESSON40 WHAT’S YOUR NAME?

 子どもたちにペアを作らせ,練習させました。ほとんどの子どもが言えたようです。
はい良くできました。でもみなさんの会話はレベル1です。だたしゃべっているだけです。
レベル2行きましょう。動作をつけます。WHAT’S YOUR NAME?のときは,
両手を出しましょう。NICE MEET YOU.の時は握手をします。GO 

動作がついた会話ができました。
はいレベル2達成。レベル3いきます。表情をつけます。怒ったような表情の人がいます。
初めて会うのですから,笑顔が大切ですよ。はいもう一度 

ちょっと不自然なものもありましたが,断然表情が豊かになってきました。
レベル3できましたね。ヤスミンさんともこのようにあいさつできるようにしましょう。 

と言いました。やはり実際ネイティブの方とあいさつしなければならないという現実があるせいでしょうかいつも以上に練習の熱気が感じられました。1月23日(火)も2人組の練習を続けました。
 

LESSON41 NICE TO MEET YOU.

 いよいよヤスミンさんがいらっしゃる日です。ふれあいTIMEの時間に全員を体育館に集めました。最後の練習をした後,
ヤスミンさんがいらっしゃったときに「私たちの学校へようこそ」というあいさつをします。 

と言って黒板に”WELCOME TO MY SCHOOL”と書きました。全員で練習をしました。
ようこそは,”WELCOME”(ウエルカム)と言います。WELCOME (子どもたち”WELCOME”)3TIMES GO (”WELCOME WELCOME WELCOME”)学校はSCHOOL(スクール)です。SCHOOL はい(”SCHOOL”)3TIMES (”SCHOOL SCHOOL SCHOOL”)MY SCHOOL「私の学校」という意味です。MY SCHOOL(”MY SCHOOL”)3TIMES GO(”MY・・・)WELCOME TO MY SCHOOL(”WELCOME TOMY SCHOOL”)EVERYBODY STAND UP SAY 3TIMES AND SIT DOWN
GO 

と言って練習しました。
3校時は1年生〜3年生です。4年生以上は4時間目に体育館に集まります。 

と言って終わりました。
 
3時間目になってヤスミンさんが体育館にいらっしゃいました。1〜3年生が座って待っています
では,最初校長先生にヤスミンさんの紹介をしてもらいます 

校長先生が出身地のことや経歴を話されました。
いよいよ自己紹介ゲームです。説明します。最初5人の人とあいさつします。5人の人とあいさつできた人はヤスミンさんの所にやってきてあいさつします。終わったらまた他の人とあいさつします。先生が「終わり」というまでに何人のと人とあいさつできるか。より多くあいさつできた人がチャンピオンです。では,よーい始め 

一斉にあいさつがはじまりました。私はヤスミンさんの横にいて,子どもたちがやってくるのを待っていました。最初にやってきた子がヤスミンさんとあいさつを始めました。とても上手でした。中には少し詰まってしまう子もいましたが,アドバイスすればすぐに会話できました。全員がヤスミンさんとあいさつできました。その後3分程度あいさつさせて全員を元の場所に座らせました。
何人の人とあいさつできたか聞いていきます。6人,7人・・・・・ 

最低でも10人とあいさつしていました。20人以上あいさつできた人も数名いました。
 続いてヤスミンさんの自己紹介です。ヤスミンさんはイギリスの国旗の成り立ちをもとに,イギリスの国の歴史などを話されました。また,ご自分の学校(大学)の写真などもお持ちになり,子どもたちも興味深げでした。ヤスミンさんによると我々がイギリスと呼んでいる国は,元々は4つの国に分かれていました。それぞれ,イングランド,スコットランド,ウエールズ,アイルランドです。その4つの国が合わさって今のイギリスになったので,国旗ももともとの4つの国の国旗を合わせた図柄になっているとのことでした。実際の国旗を見せながらの話だったのでとてもよく分かりました。自己紹介が終わったので子どもたちからの質問コーナーになりました。子どもたちからは,@好きな食べ物は?A好きなスポーツは?などといった質問が出されました。ヤスミンさんは,以前京都の大学に留学されたことがあるらしく,イギリスでも3年間日本語を勉強されていたこともあり,非常に流ちょうな日本語を話されます。1年生は全員が質問を考えてきていました。質問コーナーが終わると,ゲームコーナーです。ヤスミンさんが考えたものです。
ラダーゲームです。ラダーとは,「梯子」のことです。まず,2人組を作ります。できた人は,
先生の前に座ります。 

15組の2人組ができました。半分からうしろを別の列にしました。4列に子どもたちが並びました。
二人組で向かい合って座ります。そのとき2人とも足をそろえて伸ばします。座るときには,2人の足の裏を合わせます。 
     
 子どもたち全員が座った姿が俯瞰で見ると梯子のようになっています。梯子のステップ1本1本が子どもたちの足です。一方のの列がAチーム,もう一方がBチームです。子どもたちには予め自分の番号を教えます。(英語で)そして,ヤスミンさんに番号を言われたペアは,立ち上がって,自分より前の番号のほうにはしご(足)を飛び越えながら走っていき、一番前まできたら、一番後ろまで走っていき、また後ろから順にはしごを飛び越えながら自分の場所までもどるわけです。早く戻った子
のチームがポイント1をゲットします。説明しただけでは、ルールがよく分からない顔をしていた子どもたちも、実際にやってみせるとよく分かったようでした。
では、やってみますが、もう一度自分の番号を確かめます。自分の番号を呼ばれたら手を挙げます 

ヤスミンさんに1〜8まで英語で言ってもらいました。全員が確かめたところでゲーム開始です。なかなかの接戦でした。間違えて友だちの足を踏んづける子もなく、楽しくゲームできました。最後に
ヤスミンさんにようこその挨拶をします。さんはい(子どもたち”WELCOME TO MY SCHOOL”)そして、ありがとうございました。(”THANK YOU”) 

というとヤスミンさんが”YOU ARE WELCOME”とおっしゃいました。「どういたしましてという意味ですよ」と教えました。
 4校時は4年〜6年との活動でしたが、ほとんど同じ流れでした。低学年の子どもたちの質問がヤスミンさん個人に対してのものが多かったのに対し、高学年は、イギリスについてのものもあり、視野の広がりを感じました。
 ヤスミンさんは4校時の後6年生と一緒に給食を食べ、昼休みにはたくさんの子どもたちと一緒に遊んでくださいました。掃除の時間に帰られました。
 ”川畑小の子どもたちはとてもLIVELY(ライブリー、元気)ですね。”とおっしゃっていました。子どもたちにとっても楽しい時間となったようです。実際にネイティブの方と会話することを通して、子どもたちが少しでも英語に自信を持ってもらえたらと思います。