ウミガメ上陸減少
吹上浜ウミガメ塾
 観察を始めた1995年から吹上浜金峰区のウミガメ上陸数は徐々に減少し、2006年は全国的にも上陸数減少傾向が極まり、行く末が危惧されました。 対策として当HPは立ち上げられました。
 
2008年からは増加に転じ、 2012年には上陸数459と、吹上浜金峰区の過去の推定上陸数500に近づいてきました。 しかし、まだまだ長期のデータを集積しなければ、ウミガメ上陸増加を論ずることは困難です。
全国的、国際的な長期の記録から考察しても、まだ絶滅危惧の問題解決とは言えないようです。

 ウミガメが産卵できる数少ない自然なままの吹上浜が、未来まで続くよう願うとき、保全を思索することは有意義と考えます。 (2013年5月)
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ウミガメ上陸の内訳 (2003年 上陸数129の例)

窪堀、巣堀、不明は人の気配を感じて引き返したことも推察できます。

 
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 1998年から突然始まった獣害は、獣害防具などで、自然優先と兼ね合いながら試行錯誤しました。

2006年には、少なかったこととNHK取材協力を機に、母浜回帰説から、子ガメが多く帰海しなければ、上陸数回復は望めないので、全産卵巣に獣害予防具を設置し、獣害をゼロにしました。

県内のウミガメパトロールは多くが盗掘防止を主に、夜の活動で7月31日までですが、獣害は8〜9月に多く発生しています。 故に知られていないのが実情です。
 

上陸減少に関する獣害の影響

確認産卵  卵を確認
推定 〃   産卵を推定
後認 〃  子ガメの足跡などで確認
窪堀帰海  巣堀り前の窪地まで掘って帰海
巣堀 〃  産卵巣堀りを中断(ゴミで中断もある)  
不明 〃  産卵可能地なのに引き返した
浜崖 〃  浜崖で諦めて帰海
段差 〃  波による段差で帰海
障物 〃  漂着物など障害物で帰海
 金峰区5kmは吹上浜で上陸記録の多い区間ですが、左表で分かるように、06年までの12年間で上陸数が86%減少。
 上陸数減少の原因は、浜の変化、海中での食物連鎖、人間との関わりなど難しい問題ですが、毎朝の観察と、時々の夜の観察から感じたことは


 ○ 懐中電灯を照らして浜を歩いている。
 ○ 産卵を点灯して観察。
 ○ 調査と称するウミガメの一時拘束。
 ○ 人の気配で上陸、産卵を中止したと思える
    ウミガメの足跡。(
下記写真

 ウミガメの立場で考えると、上記は安心して上陸できない要因と思えます。


 
産卵を始めたら観察しても大丈夫などの発想を変えて、夜、ウミガメと接することを控えたら、安心してウミガメが産卵できます。

代案の提唱
産卵の涙は体内の塩分排出であることは知られるようになり、感動も薄れてきました。 朝のウミガメ足跡観察は、苦労したと思える産卵跡から、子ガメの足跡の観察、又、浜の自然環境まで多くのことを感じることができます。 (「母カメの話」「子ガメの話」「浜日記」を参照ください)

窪堀帰海         巣堀帰海           不明帰海 右2枚も

朝のウミガメ足跡観察会へ

朝のウミガメ観察は、感動と知識を得るとともに、ウミガメを助けることも多くあります