
おおやま歯科クリニック医院理念
「患者様に気持ちよくおいで頂き、
気持ちよくお帰り頂く」
一言でいうと私たちの「おおやま歯科クリニック」の医院理念はこれにつきます。毎朝の朝礼で、スタッフ全員で声をだして読む言葉の中にこの一行があります。「本当にきてよかったな」そう思っていただける歯科医院でありたいと思っています。
患者さんはわがままなものです。それがあたり前です。辛い思いをしているときに他人を気遣うことはできません。このことを本当に理解するには、自分が同じ病にかかり、そして同じ苦しみを経験しなければわからないかもしれません。しかし、辛い思いをしている患者さんの精神状態がいつもと違うということを私たちは本質的に理解していなければなりません。
私の経験でこのようなことがありました。今から10年近く前のことです。ある患者さんをお待たせし、お叱りを受けたことがありました。治療用のチェアーにお座りいただいて10分程お待たせしたと思います。その患者さんは「もうよかっ!!」と、エプロンを床にたたきつけ、怒って外へ出られました。すぐに追いかけて謝りましたが許していただけず怒って帰られました。
しかし、その数日後、その方からお電話をいただきました。「あの時は本当に歯が痛くてイライラしていて、先生に失礼な態度をとってしまい申し訳ありませんでした。先生のところでまた治療をしていただきたいです。厚かましいかもしれませんが予約をとりたいと思いお電話しました。宜しいでしょうか・・。」という内容のお電話でした。
謝らないといけないのはこちらの方なのに本当に申し訳ない気持ちになりました。それと同時に、歯科医院にくる多くの患者さんが強いストレスを持っていること、それにより平常心でいられないことが多いことに気づかされました。
普段はとてもまわりに気を使う人でも、歯の痛みや、ご飯を食べられない、見栄えが悪くて人と普通に会話できないといった強いストレスによって、いつもと違う精神状態になってしまうこと。そしてそのストレスが無くなればまたいつものすてきな人に戻ること。このことを私たち医療従事者は理解していないといけないと本当に感じました。
食べられないとか見た目が悪いので早く歯を作ってほしいと言われるのは決して患者さんのわがままではないことを私たちは忘れてはなりません。
「患者」という字は「心に串がささった者」と書きます。つまり、患者さんの心に刺さった串を取り除くことが私たち医療従事者の仕事です。このことを心にしっかり刻み、毎日の診療に望みたいと思います。
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