漁師 海彩主宰  池村 茂


工房にて島の海について語る池村氏
   

昭和31年徳之島母間(ぼま)に生まれる。

5歳の頃、親の仕事の事情もあり一家で神戸へ移住、小学校、中学校、高校と神戸にて通い19歳の時に帰郷。

特に職に就くあても無い日々を過ごしていた時、先輩の漁師に「海に行かないか」と誘われたのが、今日、夜光貝

アーティスト池村茂の始まりである。しばらく島を離れて久しぶりに入った海は彼にとって故郷(島)そのものだった。

以来仕事をするなら海にたずさわる仕事(漁師)につこうと決意、幾度と無く先輩漁師に誘われ海に通ううちに夜光貝

と出会った。

そのときの話をはじめると始めて子供がおもちゃを手にしたように目を輝かせて語り始める。

現在まで九州や関西などでの個展のほか、
マスコミの取材も多く、漁師、夜光貝アーティスト、また近年は陶芸を

はじめた若者たちと、螺鈿細工(らでんざいく)
の作品も手がけ多様な顔を持つ島を代表するアーティストだ。

12年ほど前から採る漁業から育てる漁業をはじめ、
島の小学生に夜光貝の稚貝を子供達自らの手で放流させ、

「島の自然を大事にする心」を教えている。


これからの島の海について訪ねてみると、「ただただ怖い」と言う。

もちろん避けては通れない島の開発の問題や、異常発生している鬼ヒトデにより珊瑚が食い荒らされ、海の生態型が

変わっていくのが怖いという。。自分の今やっていることは島の人達にもっとこの島を知って欲しい、島の私たちが島を

守らないで誰が守る?もっと僕たちが島を保護しようよ・・・・と静かな中にも力強く語ってくれました。