計算とものさし 〜うりざね形の作図を通して〜 (その3) 2005.4.10. その1 home
算数でどうしてもわからない問題があるので教えて下さい。
「縦と横の長さの比が3:5の長方形があります。
この長方形の縦と横の長さを5pずつ長くすると、
縦と横の長さの比が7:10になります。
この長方形の面積は、何平方pですか?」という問題があって答えは135平方p(9p×15p)なんですが、
式がわかりません。どなたか教えてください。(注1)
答えはできているのに式がわからないというのは、おそらくつぎのような計算をして答えを見つけたのだと思います。
長方形(縦3cm 横5cm)を置き、縦横に各5pを加える。
結果は、長方形(縦8cm 横10cm)。 ×縦横の比は4:5。
長方形(縦6cm 横10cm)を置き、縦横に各5pを加える。
結果は、長方形(縦11cm 横15cm)。×縦横の比は11:15。
長方形(縦9cm 横15cm)を置き、縦横に各5pを加える。
結果は、長方形(縦14cm 横20cm)。◎縦横の比は7:10。長方形(縦3:横5)というものの実例を、現実的な範囲で、いくつか想定して、その中から適したものを選ぶ。
こういうことが出来るというのも、比例の意味がよくわかっているからで、楽に問題を解いた余裕でもって、計算式がわからないという不満も感じたのでしょう。
計算式がわからないのに、正解を早く見つける方法は知っているというのはどういうことでしょうか。式がわからなければ自ら考案しよう
上の例は「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」という試行錯誤的な解決法でした。私もかねてはこういうことしか考えられないのです。
しかし正解に至ったことに相違はないので、何かこつがあるなら、それは私の解答の中にも隠れているはずです。長方形(縦9cm 横15cm)は、比(3:5)の3倍になっている。・・・・・比の縦横の差(5−3)は、2である。
長方形(縦14cm 横20cm)は、比(7:10)の2倍になっている。・・・比の縦横の差(10−7)は、3である。
小さな長方形に与えられる寸法は、大きな長方形の縦横比の差(3)を見ればわかる。また、
大きな長方形に与えられる寸法は、小さな長方形の縦横比の差(2)を見ればわかる。
というふうになっているようです。これがこつ(式)だとすると、答案はつぎのようになりそうです。
| 1_1)小さな長方形について、 縦横の長さの比(3:5)の縦横の差(2)をとる。 縦:差:横=3:2:5 1_2)大きな長方形についても、 2)2つの比例式の差の数を揃える。 小さな長方形(×3) 縦:差:横= 9:6:15 3)縦横ともに比の開きは5で、このまま5cmに相当する。 4)答え;この長方形の面積は135平方cm(9cm×15cm) |
2つの長方形の、縦の長さの差と横の長さの差が等しいと、 |
( * ここでは5cmという実寸はぼかして、とにかく等しい長さが、縦と横に、加えられるようにする。)
方眼紙があればもっと簡単に解ける
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しかし、この問題に限っては、こうしてやや複雑な比例関係を論じる問題にしてしまうことへの疑念が最初からあって、嫌な感じがしていたのですが(注2)、「式がわからない」という一言で進路を決められてしまいました。 縦と横の長さの比が3:5の長方形があります。 はじめに「5cmずつ長くする」ものを描き、つぎに縦横の長さの比を見て、各長方形の対角線の傾きを知り、交点を描きだして、そこをものさしで測って、9cm、15cm。
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〔クリック〕→実寸大の画像を見る |
比例問題の面白みを台無しにするようですが、こうして対角線を描けば確実な答えが得られると思います。
そういいつつ、図の1cmを測ってみたら、半分(0.525cm)しかなかった。やむをえないことですが、
どこに居ても大きさが変わらないものが単位だとすれば、それを否定するような表現は好ましくないので、
クリックして、大きな画像を見てください。(注1)Yahoo!知恵袋 http://knowledge.yahoo.co.jp/
(注2)
いつでも方程式を立てて解くのが最善かというと、私はそうは思わない。これは題材(文章題の内容)によるのではないか。
仮に題材がつぎのように果物であれば、それが最善だとは思いますが。
林檎と蜜柑が入っている果物籠があります。
林檎と蜜柑の数の比は3:5です。
林檎と蜜柑にそれぞれ5個ずつ加えると、
林檎と蜜柑の数の比が7:10になります。
この果物籠に入っている果物の数は、全部で何個ですか?(3n+5):(5n+5)=7:10
10(3n+5)=7(5n+5)
30n+50=35n+35
−5n=−15
n=3個3n+5n = 9+15 = 24個
5個ずつ加える林檎と蜜柑はどうせ空想のものに終るものだけど、5cmずつ長くする縦と横の幅は眼前に再現できるものです。
そのとき、その絵が課題の解決にあまり寄与していないとすれば悲しい。