第1回 読書のアニマシオンセミナー |
子どもの本かごしまでは、この7年間、「アニマシオンで遊ぼう!」と題して、アニマシオンについて学んで参りました。
今年は原点に返り、アニマシオンを味わい直しつつ、新たなスタートを切ろうと、鹿児島県教育委員会の後援をいただき、
県内各地に呼び掛けたところ、多数の申込がありました。 当日の様子をご紹介します。
【8月9日】
セミナー@、B 「賢治さん こんにちは!」 (岩辺先生)
『セロひきのゴーシュ』の森を仲間と楽しむ (高学年向け)
1. 最近のオススメ本のブックトーク
2. 『セロひき…』の猫の場面を読み聞かせしながら、複数の絵本を比較しながら紹介。
3. 「クイズ大作戦」 ・・・グループ名を決めたあと、『セロひき・・・』の内容にせまるクイズ。
(ねずみの大きさは? など)
最近の本を中心にブックトーク クイズ大作戦 バッグからいろんな小道具も登場
どのグループがどれだけ得点? 花丸グループに拍手!
◆アンケートより(抜粋)
・本をもっと読みこんで来たらよかったです。みなさんの質問になるほどと感心するばかりでした。
・あっという間の2時間。子どもたちとするとどんなふうになるかなぁと今からワクワクしています。
・ひとつの作品からこんなに盛り上がるとは思いませんでした。社会の授業などでも使いたいと思います。
・「アニマシオン」のことをとても難しく考えていたようです。まずは私自身が楽しめばいいのかな?
・とにかく楽しかったです。このワクワクを子どもたちに伝えられるよう準備、練習して挑戦してみたいです。
・本への興味を持たせるだけでなく、内容読解を深めさせる方法、子ども同士の関係の作らせ方など、参考になる
ことが多かったです。
・教師の役割についての解説もあり、参考になりました。
・学校現場ではいつも時間がなく、アニマシオンをするゆとりがない現状、時間をみつけてやってみたいです。
・「アニマシオン」は深いなぁと改めて感じることができました。
・岩辺先生の魅力的な話術に引き込まれていました。
セミナーA、C 「アメリカの歴史でアニマシオン」 (笠井先生)
アメリカの歴史を、音楽・映像・絵本を使って理解していく。 (高学年向け)
@ヘイリー・ウェステンラの歌う「アメイジング・グレイス」を聞く。 →歌の背景を考える。
A映画「アメイジング・グレイス」(予告編)から歌の成り立ちを知る。 TVドラマ「ルーツ」も参照。
B本の紹介とブックトーク
「あなたがもし奴隷だったら」
「ヘンリーブラウンの誕生日」 など
Cヘンリーの行動、ミドルネーム、絵本の邦題を発表。
映像により歌の成り立ちを知る 黒人の扱われ方について絵本で紹介
ヘンリーはどんな行動をとったか? 邦題bPは・・・「自由への道 ある奴隷の物語」
◆アンケートより(抜粋)
・音楽からの導入だったので、楽な気持ちで入っていけました。黒人問題という重いけれど避けては通れないテーマでした
が、分かりやすく、子どもたちに伝えていくヒントもいただけました。
・小学校高学年や中学校でも実践しようと思った。
・本を通して考え方が育まれるのだとよくわかりました。
・黒人奴隷問題はとても大切な問題。他国のことだから・・・でなく、しっかりと考えるいい機会だと思いました。
・子どもたちのいじめにもつながる、ということにハッとさせられました。中学生の子どもと一緒に読んでみます。
・3回目の参加ですが、参加するたびに楽しくて元気をもらいます。子どものためにもなるし、自分にとっても役立つことば
かりです。
・読書に結び付ける活動は全てアニマシオン、ということばが印象に残りました。学校で活かせそうです。
・とても素敵なセミナー、心に残るセミナーでした。
・・・・・まだまだ続く。