第5回 アニマシオンで遊ぼう! 2009年8月6日(木)・7日(金) かごしま県民交流センター |
詳しい内容は後日いたしますが、まずは当日の様子を写真でご覧下さい。
1.講演会 「物語の森を仲間と歩けば」
〜本に手をのばしたくなる『読書のアニマシオン』をどうぞ〜 (講師:岩辺さん・笠井さん)
スライドを使ってフランスのアニマシオンを紹介 最新絵本の紹介
2.セミナー@ 「ブックdeトーク」 = オバマ大統領とブラウン少年の物語
「100歳おめでとう! まど・みちおさんの詩でアニマシオン」 (講師:岩辺さん)
写真を見てどう連想する? まどさんの詩は楽しみながら覚えよう
3.セミナーA 「新聞記者になってみよう!」 〜メディアのアニマシオン〜 (講師:笠井さん)
4.セミナーB 「家出ネコをさがして!」 「日本語のひみつ!」 (講師:岩辺さん)
大人も子どもも真剣です 夏休みの自由研究にいかが?
5.セミナーC 「チョコレートのアニマシオン」 (講師:笠井さん)
子どもたちも参加してのアニマシオン。導入は進駐軍と日本の子どもたちの写真からチョコレートの話へと。バレンタイン・デー
のこと、チョコレートの効能など、「食べながらのアニマシオン」に「え?食べていいの?」と戸惑い気味の参加者たち。「教材で
すし、持って帰るわけにもいきませんから」というアニメーター笠井先生のことばに、「そうか、そうよね」と納得、先生が集めたさ
まざまなチョコレートをみんなでいただきました。
次のチョコレートクイズは三択で、低学年の子どもたちも参加しやすい形。回答に対する細やかな説明からも、たくさんの知識
を得ることができました。高得点の参加者にはチョコレートのプレゼントもあり、盛り上がりました。その後、問題点を考え、カカオ
農園での児童労働の様子をビデオ視聴する頃には、室内の空気は一変。
笠井先生の「東京で買ってきた少し高いチョコレートなんですが、先ほどのものとどう違うと思いますか」の質問に答えたり、そ
の後のフェアトレードの話を聞いたあと、感想を発表する子どもたちのまっすぐな思いに感動しました。
何かを食べるとき、全く何も考えないで食べたり、捨てたりするか、少しでも作っている人たちのことを意識して食べるかでは違う
というお話に、私自身は「いただきます」「ごちそうさま」ということばのすばらしさを再確認しました。食べ物の命やそれに関わる全
ての人たちのことを、日々さりげなく気づかせ、また自分に問いかけてくれるであろうことばたちに感謝。
笠井先生には多様な仕掛けでこの夏も楽しませていただきました。今後は、自分たちの感動や気づきを、アニメーターとなって
自分たちが向き合っている鹿児島の子どもたちにぜひ伝えたいと思った方も多いはず。実践を通して子どもたちと楽しめる場を作
りたいですね。
紹介された本
「わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて - 児童労働者と呼ばれる2億1,800万人の子どもたち - 」
(岩附由香/白木朋子著 合同出版)
「チョコレートの真実」 (キャロル・オフ著/北村陽子訳 英知出版)
「いのちの食べかた」よりみちパン!セ (森 達也 理論社)
(文責:S.T)
チョコを味わいながら 「えっ!?」 「うそ!」 「自分はこれから・・・」 子どもたちの発表に拍手!