かごしまの旬の魚
魚      名 主な産地 漁  法 特   徴


マダイ
北薩地区
西薩地区
鹿児島湾地区
3月〜4月 一本釣り

ごち網

定置網
産卵期は桜前線の北上と同じで、この時期のものは「桜ダイ」・「入りダイ」といわれ、旬は3〜4月の春。色、形よく、各種祝い事に用いられる。
錦江湾(鹿児島湾)では、昭和55年から始まった100万尾の放流事業が功を奏し、県内でも高い割合を占めている。鹿児島県産のマダイは味・姿が良く、全国的にも評価が高い。また、鮮魚として珍重され、刺身、塩焼き、あら煮、吸物種などにし、頭から骨まで全て利用できる。


カツオ
南薩地区
奄美地区
3月〜5月 一本釣り

曵 網
たんぱく質が多く、脂肪が少ないのが特徴で、刺身やたたきにして生で食べるのが一番。他にも酒盗、腹皮の味も捨てがたい。
カツオの目玉の脂(眼窩脂肪)には、DHA(ドコサヘキサエン酸)が多量に含まれており、頭の働きを良くしたり、老化を防止する効果があるといわれている。
なお、肉にはエキス成分が豊かなのでカツオ節に加工され、生産量は2万トン前後で全国第1位


トビウオ
熊毛地区・奄美群島南部地区 5月〜6月 流し刺し網

ひき網
暖海域に生息し、佐多、屋久島、沖永良部島、与論島で主に漁獲される。マグロやカツオなどの強敵に追われると、尾ビレで激しく水を叩いて空中に飛び上がり、胸ビレを広げてグライダーのように滑空する。古くから、塩干品として農山村地域にまで広く親しまれてきたが、鮮度のよいものは刺身として美味であり、薄塩の一夜干しも旨い。また、すり身は高級すり身として人気がある。生産量は全国でもトップクラス。


アオリイカ
甑島,南薩地区

熊毛地区

大隅地区
3月〜5月 一本釣り

定置網
春から夏に沿岸の藻場に産卵に来る。餌木(木を削ってエビに似せたもの)によるイカ曳きがおもしろい。
肉厚で甘味があり、刺身に最適で、凍結しても味が変わらないことから、土産や贈答などに喜ばれる。イカに多く含まれるタウリンは、コレステロールを下げ胆石や心臓発作を防ぐ作用があり、乳幼児の脳の発達を促すといわれている。


キビナゴ
北薩地区

甑島,南薩地区
5月〜6月 流し刺し網

刺し網
古来から手開きした刺身を酢みそで賞味し、鹿児島の郷土料理には欠かせない一品。塩焼き、煮付けやフライにしても旨く、野菜や豆腐と一緒にさっと煮てポン酢で食べるチリ鍋は、暑い夏にも一興である。一夜干しやミリン干しにも多く加工されている。また、見栄え・味ともに優れていることから県外での評価も高く、特産品となっており、生産量は全国上位。
キビナゴにはEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれ、成人病の予防にもなるといわれている


ウナギ
西薩地区

大隅地区ほか
6月〜8月 ウナギ筒漁
(たかっぽ漁=天然もの)
ビタミンAの含有量が多く、広く食されている。本県の養鰻業は、温暖な気候・豊富な用水・種苗となるシラスウナギが入手し易いことなどから、県下で広く営まれ、その生産量は全国でもトップクラス。「土用の丑の日」に食べると夏バテしないといわれている。
蒲焼き


マダコ
北薩地区

鹿児島湾地区
6月〜8月 タコツボ
かご網
一本釣り
錦江湾や長島周辺に多く、その習性を利用したタコツボ、かご網、一本釣りなどで漁獲され、沿岸でとれるものは、地ダコとして県民に親しまれている。
日本人の嗜好にマッチした味覚で人気が高い。


トコブシ
熊毛地区 6月〜8月 素潜り漁 黒潮流域の沿岸部に生息するアワビに似た巻き貝で、種子島を中心に生産され、地元ではナガラメとよばれて特産品になっている。肉質はやわらかく、刺身の他、冷凍、ミソ漬けなどは土産品としても喜ばれている


カンパチ
鹿児島湾地区
(養殖物)

南薩地区

奄美地区

熊毛地区
(天然物)
9月〜11月 定置網

一本釣り
東北以南〜台湾に分布する回遊魚で、南西諸島には大型魚が豊富に来遊し、重要な釣対象魚になっている。
本県では平成2年頃から県内で広く養殖されるようになり、その養殖生産量は全国第1位で、魚市場では”鹿児島もの”として評価が高まっている。刺身用として消費が伸びており、関東を中心に高級魚として人気がある。


バショウカジキ
西薩地区

甑島地区
9月〜11月 流し刺し網

定置網
秋に県本土沿岸に来遊し、大漁されることから”秋太郎”と呼ばれ、秋の風物詩として県民に親しまれている。生産量は全国上位。
肉は締まりが良く、刺身、照り焼き、ステーキどれも旨い。ことに脂の乗った大物の刺身は美味である


ツキヒガイ
西薩地区 9月〜11月 底引き網

貝曵網
表が太陽、裏が月になぞらえて、その姿の美しいことから月日貝といわれる。
多くは日本三大砂丘の一つである吹上浜沿岸で漁獲され、生産量は全国上位。
貝柱が大きくて味も優れ、刺身や姿焼きで賞味される特産品である。


サ  バ
熊毛地区

北薩地区

南薩地区
9月〜11月
巻網

一本釣り

定置網
たんぱく質が多く、血合肉には鉄分も豊富に含まれ、ビタミンB2の含有量は魚の中でナンバーワン。
サバは特に鮮度に気を付けたいもの。皮につやがあり、持つとピント硬直しているものが新鮮。鮮度の良いもの、特に、屋久島の”首折れサバ”といわれるものは、一本釣りで釣り上げたゴマサバを直後に首を折って即殺、血抜きしてから氷水に浸したもので、透明感のある身は薄赤色で弾力性に富み、食通はタイ・ヒラメにも優る逸品として評価が高い。


アサヒガニ
熊毛地区

奄美地区

大隅地区
9月〜11月 かかり網 鮮やかな紅色と甘味のある上品な味で身も多く、高級品として親しまれており、県外客にも人気が高い。
活魚輸送が難しいため、大半が地元で消費され、土産向けや旅館用には主に冷凍して供されている。


ブ リ
北薩地区

鹿児島湾地区
(養殖物)

甑島地区

南薩地区

大隅地区

熊毛地区
(天然物)
12月〜2月 定置網

一本釣り
成長するに従ってその呼び名が変わることから”出世魚”と呼ばれ、縁起の良い魚である。ブリには成人病を予防するといわれるEPAやDHAが沢山含まれているほか、たんぱく質、脂質、ビタミンも豊富に含まれ、栄養面でも抜群の魚。刺身のほか焼きものや煮ものにも適し、和・洋どちらの料理にも合い、あらも美味。”鹿児島産ブリ”は肉質が良く、養殖生産量は全国上位で、高い評価を受けている。


マイワシ
北薩地区
甑島地区
南薩地区
12月〜3月 定置網
まき網
棒受網
日本各地に産するが、冬季に漁獲されるものは脂が乗り、旬は12〜3月。
イワシの脂肪には成人病を予防する成分を沢山含んでいる。また、加工品として広く利用され、目刺しや塩干品として親しまれている


カサゴ
北薩地区

南薩地区

鹿児島湾地区
12月〜3月 はえなわ

一本釣り
沿岸域の岩礁地帯に生息し、延縄で漁獲されほか、一本釣りの対象魚として好まれている。
姿に似合わず味は最高。白身で身が締まっていて、あっさりした上品な味は、刺身、煮付け、唐揚げでおいしく、特にミソ汁には最適で、アラカブと呼ばれて県民に親しまれている。


クルマエビ
奄美地区

熊毛地区
(養殖物)

北薩地区

大隅地区
(天然物)
12月〜3月 底びき網 味・色・姿の良いクルマエビは、昭和30年代に始まった海面養殖業の先駆的な魚種で、県本土や奄美大島での生産が伸び、航空便を利用した活魚での出荷が行われている。近年の国内での生産は、その殆どが養殖もので、天然ものに匹敵するような品質ものが生産され、養殖生産量は全国でもトップクラス。


イセエビ
大隅地区

熊毛地区

奄美地区

南薩地区

北薩地区
12月〜3月 刺し網

素潜り漁
黒潮の洗う岩礁域に生息する暖海性のエビで、長寿の象徴として広く親しまれ、めでたい席に欠かせない逸品。刺身、焼きエビ、みそ汁などにより、余すところなくおいしく食べられる。

春 春 秋 冬
マダイ

カツオ

トビウオ

アオリイカ


キビナゴ

ウナギ

マダコ

トコブシ


カンパチ

バショウカジキ

ツキヒガイ

サ バ

アサヒガニ
ブ リ

マイワシ

カサゴ

クルマエビ

イセエビ
かごしまの豊富な魚種の中から季節ごとの旬の味に着目した魚介類を選定し,新鮮でおいしい魚を消費者の皆様に味わっていただくものです。
平成6年4月に18種類の魚を「かごしま旬のさかな」に選定されました。