2012年6月3日(日)
「次世代への最大遺産」
(箴言22:6)
 「子をその行くべき道に従って教えよ。そうすれば年老いても、それを離れることがない」(口語訳)
 「子供の時に、正しい生き方を教えておけば、年をとってからも変わりません」(リビングバイブル)
 社会環境は、刻一刻と変化しています。子どもたちの育ちを考えると、必ずしも良い方向に変わってきているのではなく、むしろその逆であるように思えます。どのような環境におかれようとも、それに耐えうる力、それが求められているところですが、そこに今こそ宗教教育の必要性があると思うのです。やさしさ、思いやり、自制の心等々、見えるものではなく、見えないものこそ次世代へ継承していきたいものです。中でも何より信仰の継承が、私たちキリスト者の最も大きな課題であります。
 西郷隆盛は、「児孫の為に美田を買わず」と言い、子孫に、次世代に残すべきものとして、「敬天愛人」を伝えました。聖書を読んだ西郷隆盛のこの精神を、私たちも受け継いでいきたいものです。