2012年5月20日(日)
「安心しなさい。わたしだ」
(マタイ14:22-33)
  「夜が明けるころ、イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた」(25)
 夜が明けるころ、すなわち私たちの最も辛い、困難な、苦しい時に、イエスさまは近づいてきて下さいます。そして「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」(27)とおっしゃって下さいます。大きな慰めになるお言葉です。
 28-31節、この世は浮世といわれます。不安定なこの世にあって、大切なことは、イエスさまを見つめつつ歩くこと、本当の知恵・知識はそこから与えられるのです。そしてペトロが溺れかけた時には、イエスさま自らが手を伸ばして捕まえて下さいました(31)。私が捕まえているのではない。いつでもイエスさまが手を伸ばして、「安心しなさい」とおっしゃって下さる。ここにこそ、人生の安全地帯があるといえます。
  「信仰は冒険である。しかし確実な冒険である」(キェルケゴール)