2012年4月15日(日)
「伝道のスタート」
(使徒言行録13:1-12)
瀬戸口武伝道師
  サウロ(パウロ)の伝道のスタートには三つのポイントがありました。
@神さまの愛によって集められた教会があった。
A背後に神さまの計画があった。
 2節には神さまが「前もって二人に決めておいた仕事」(2)があったことが記されています。 「わたしはあなたを母の胎内に造る前からあなたを知っていた。」(エレミヤ1:5)
 私たちには前もって生きる意味、意義があります。生まれる前から私たちを知っていてくださった神さまに信頼し、それを全うすることです。
B自分の救われた体験を思い出すことから始まった。
 7節以降のバルイエスという偽預言者との出会いは、サウロにとって、自ら迫害をする側であった時の苦い体験を思い出す契機になったことでしょう。しかし、そこから自らを整え、召命の確信を得て伝道のスタートをきることができたものだと思うのです。
 そして何よりも「聖霊に告げられ」(2)、「聖霊によって送り出され」(4)、「聖霊に満たされ」(9)ること、そこからスタートできるならば、なんと幸いなことでしょうか。私たちも新年度のスタートにあたり、そのことを心しておきたいものです。