2012年3月18日(日)
「この世に輝く証し人」
(フィリピ2:12-18)
  「だから、わたしの愛する人たち、いつも従順であったように、わたしが共にいるときだけでなく、いない今はなおさら従順でいて、恐れおののきつつ自分の救いを達成するように努めなさい」(12)
 「従順」とは、神さまを信じて、素直に従うことです。しかし、み言葉に従順であろうとすると、世の中では衝突、障害が生じてきます。なぜならこの世は、「よこしまな曲がった時代」(15)であるからです。私たちは世捨て人のごとく生きるのではなく、この世にあって「輝きなさい」(15)と命ぜられていますが、そのためには、この世は神の国とは異なる、間違っているという認識が必要です。
 「そうすれば、とがめられるところのない清い者となり、よこしまな曲がった時代の中で、非のうちどころのない神の子として、世にあって星のように輝き、命の言葉をしっかり保つでしょう」(15-16)
 私たちには、永遠に滅ぶことのない命の言葉が与えられています。それを「しっかり保つ」ことで、この世にあって輝くことができるのだと教えられます。星は自ら光を放つのではなく、あくまでも反射体です。唯一の光である神さまに顔を向けた生活ができますようにと祈ります。