8月30日、31日に私が暮らしている浦上地区で節踊りが開催されました。集落集落で呼び名が違うようで「ムチモレ」、「種下ろし」とかetc...
一般的には「八月踊り」と呼ばれています。30日は台風一過暴雨風の中で強行されました。ずぶ濡れで踊り続けたのでした。翌日はお月様も顔出す上天気で終盤はみんさんはもうトランス状態???凄いパワーです!
今年、浦上地区壮年団の会計になんと私目がなってしまってもう大変。青年団も経験ないし八月踊りだってろくに踊れないし唄なんかとんでもない。何もかも分からない強さというか・・・これは焼けパッチだな。
当日は、神聖なる出で立ち?白いズボンに白いシャツ、豆絞りの手拭いを頭にキリリとねじりはちまき。家々で頂いた寄付金を入れる黒い集金カバンを首からぶらさげている。とても格好良いとは言えない。
私目の仕事は祝いの寄付金をお披露目する係。八月踊り六調で最高に盛り上がったところで出番となる。「今日の誇らしゃやいちもより勝り!壮年団、婦人会の踊りがあまりにきょらさるがために・・・○○△様より 一金 ○○両××△様より一金○○両 合わせて○○両 頂きました〜〜〜!」と特別な口上を大声で吠え更に更に盛り上げないといけない係なのだ。失敗するとやり直し。もう自分を捨てて吠えまくりましたよ。自分で自分が信じられません。自分で自分を初めて褒めてあげたいで〜す。(マラソンのお姉さん風)
さ〜てここで、八月踊りについて解説しましょう。
旧暦八月、新北風(ミーニシ)がさらさらと吹き寄せてくる頃、刈り入れを済ませた人々は、新しい八月着を用意し、山海の幸を揃え太鼓三味線を張り替え、一年の労苦を忘れ喜びあう祭りをした。
節句は新節(あらせち)、柴挿(しばさし)、ドンガ、の三回に別れていて、アラセチが八月最初の丙(ひのえ)の日に始まり、シバサシがそれから中七日おいて甲(きのえ)の当日、ドンガはシバサシ後の「甲ね」の日に行うことになっている。
広っぱで月と共に夜を通して踊り明かすこともあるが、「ヤワシ」といって集落の家を一軒残らず、次から次へと二日も三日も掛かって踊り回るのが通例である。八月踊りは、整然たる法則があって奄美大島独特の民族舞踏で、口伝えで伝承されてきた。(分 潮光著 「奄美大島民謡大観」より抜粋転載)
ま〜、早い話「今年も豊年豊作・豊漁バンザイ!毎日毎日のお仕事ご苦労さん!たまには夜通し酒でも飲んで踊り明かそうや」若者の場合はついでに 「マジあの娘、俺のタイプだし〜可愛いから今夜こそGETするもんね〜!」てな感じでしょうかねぇ〜?私目が解説すると下品になるな〜。昔の人達も我々と同じなんですね。違ったらゴメンナサイ。
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