2003/5/6 M/SUDOU


 最近、宇検のパヤオに20kgクラスのシビが付いているとの情報を聞いていた私は、行ける機会を密かに心待ちにしていた。すると、4月の末頃、池さんから釣行の誘いの電話があった。聞くところによるとやはり池さんも大判シビが目当てのパヤオゲームとカンパチのジギングというコースだったので、2つ返事でOKをした。
 当日時より小雨がぱらつく中、午前5時に大熊漁港を出発した。メンバーは、KAMAZZから池秀平、俵裕樹、松田巧、岡村有哲、須藤政明の5名とアンバージャッカーズより押川さん、夜差さんの2名で計7名での釣行となった。船は大熊漁港を母港とするアルカトラズで山元雄二キャプテンの操船でした。当日の風は無風に近い位で海も穏やか過ぎてであっという間に大和村沖のパヤオに着いた。期待の一流し目。何もアタリが無い。その後も小さなカツオが1つ2つ釣れたのみだった。次に向かったのは宇検沖の県が設置したパヤオ。通称県ブイ。情報によるとこの県ブイで20kgクラスが結構釣れていると聞いていた私は「
今度じゃ!」と気持ちを入れ替えて定番のロングジャークを中心にしゃくり始めたが、やはり、あたらない。すると舳先の方でホッパーを投げていた池さんの「ヒットー」の声がした。とても楽しそうにやりとりをして上がって来たのは、8kg前後のシイラだ。しかしこのシイラも一匹だけ付いていたようでワンチャンスをものにした様な魚でした。今度は隣にいた有哲のジグにこの日の本命魚シビがヒットした。が、狙っていた20キロクラスには程遠い2,3kgといったサイズで、結局この日に釣れたシビはこの1本のみでした。余談ですがこのシビにはタグが打って有りました。船長からJGFAに報告してもらえると思いますが。どこで打たれた物か楽しみです。(静岡県のタグでした)その後、あまりにも釣れなさ過ぎてパヤオはあきらめてジギングに変更した。時間は午前10時を過ぎた頃だった。
 宇検のパヤオからどの位走っただろうか。遠くに横当島の姿が見えるポイントに到着した。水深は170m前後で、イソマグロとカンパチの実績があるポイントだ。最初に来たのは有哲だった。ジグを回収し始めたら突然掛かったらしく竿が満月の弧を描くようにきれいに曲がっていた。やり取りを見るとなかなかのサイズと感じた。慎重に上げてきてキャッチされたのは10kgのイソマグロだった。自己記録を大きく更新する一匹だったらしく本人はすごく嬉しそうだった。ジグはピンクのメタリックサーディン200gでこの日、一番の当りジグになった。また一時あたりが遠のき近場のポイントを転々と攻めて行く。次に来たのは私で、12時頃だったと思いますが130m前後のポイントで20mくらいしゃくったところヒットした。合わせを入れ巻き上げ始めるが数メートル巻いたところでラインがゆっくりじりじりと出されて行く。カンパチのような頭を振る感覚も無くスピードも無い。これはもしかしたらネバリではないかと頭をよぎった。いや、ネバリであってくれと心の中で願った。大事に大事に寄せてくると、先ほどのイソマグロのようなぎらぎらした魚体が見えた。上がったのは15kgのイソマグロで、うまい具合にフッキングされてた。ジグはツルジグのグリーンラメ200gでした。その後に上がったのは有哲のカンパチ6キロを始め、2〜3kgクラス数本。ギンマツ1〜2kg数本、3〜4kgのイソマグロ数本と、ぱらぱら釣れ出した。圧巻だったのは時間も押し詰まった頃に池さんが掛けたカンパチ15kgで、竿がバットの根元から曲がって真っ直ぐ海面に向かっていた。やはり15kgのカンパチになるとスピードとパワーが桁違いに凄い、端から見ている私たちもスリリングなやりとりを見ることが出来た。今回の釣行では最初の目的であった大判のシビを釣ることは出来なかったが、ジギングでは10kgアップが3本もキャッチすることが出来た。終わってみれば私自身大変満足の行く釣行になり、一週間後に開かれるジガーセッションin奄美につながる釣果を残すことが出来ました。





岡村有哲のイソマグロ10kg

須藤政明イソマグロ15kg

結婚間近の巧(左)&有哲

カンパチ15kg!釣り人は天才バカボン!

本日の釣果です

お魚とサインはV!

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