2005/07/18 Y/SAKAKI

 朝目覚めると台風5号の影響で雲が垂れ込め強い風が吹いていた。サイトの釣りを諦めて古代魚狙いに切り替えた。彼らお気に入りのちょっと派手目なストリーマーを数本巻きいざ出陣。干潮から上げ潮狙いで南大島のポイントを目指す。(レディーフィッシュは鰯の仲間だから弱いけど引きはメチャ強いので、魚へんに弱いけど強いこれでレディーフィッシュなのだ)

 丁度1時間ほどで到着。真っ正面から風が吹いているアゲインストは苦手だな〜。黄色・赤・パールフラッシャブーにエポキシアイのきらきらストリーマーを結びキャストを繰り返す。だがないも起こらない?風波はあるものの、生物反応の少ない実に静かな海だ。

 こういう時はセオリー通り「ストラクチャーを狙え」なのだ。岸から倒れ込んでいる倒木を狙ってみた。1投目で大きな魚の反転がギラリと見えた。フッキングさせられたとしても倒木を回避させるのは難しいかな・・・頭をよぎる。掛かったら運を天に任せるしかない。緊張の2投目は倒木から3m程離れた所にフライを落とした。3回程リトリーブしたら引ったくるような強烈な当たりがありリールからアッと言う間にバッキングラインが引き出されていく。#6のロッドなので魚の思うがまま状態だ。久々のジェットランは快感です!スプールに手でブレーキを掛けながら魚を止めようとするが、バッキングライン全てを弾き出され100m近く走られてしまった。も〜走らせようがないので一か八か強引に止めた。それからも一進一退のやり取りが続く。フライラインがスプールに入るとまた出されるの繰り返しだ。巨大ボーンフィッシュとファイトしているみたいだ。

 問題の倒木も上手く交わせてあと10m程で手元にやって来る。でもまだ魚は見えない。5m近くになった所で大きな長細い魚体が見えた。レディーフィッシュだそれもランカークラスだ!さ〜どうして取り込む、ネットもないしギャフもない。想定外の大きさなのだ。手段は空気を吸わせて大人しくさせてからハンドランディングしかない。「待てよ指突っ込んで大丈夫か?カマスみたいな歯はなかったな確か?」あれこれ頭をよぎる・・・裸足になり護岸を2段降りてフロロの2.5号のリーダーを左手で掴んだ結構ザラつきかなりヤバイ。左手はザラついたリーダー、あいている右手で魚を掴むというなんとも凄まじいランディングの光景だ。護岸もなだらかでなく急傾斜だ(涙)
でも根性で成功しました。ファイティングタイムは10分位かな?いや〜やれば出来るものですね〜!運が良かったとしか言えません。サイズは全長97cm、叉長84cm、重量4.05kgです。今年の運は使い果たしたかも知れない。でも柳の下のドジョウならぬレディーフィッシュがいるかも・・・だからまた行こう!(笑)

今日は7月18日「海の日」じゃないか!だから海からのプレゼントかな?





スレンダーなレディーフィッシュ97cm

ストラクチャーを狙え!なのだ

遙か対岸までジェットランです


古代風なお顔です

すぐ近くの建設会社の女性の方が写してくれました

SALT FLY
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