知覧の水車カラクリ

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「知覧の水車カラクリ」基礎データ

知覧の水車カラクリは、毎年7月9日・10日の両日、豊玉姫神社の六月灯(ろくがつどう。鹿児島の夏祭りの呼び名)で披露されます。加世田の水車カラクリと異なり、浄瑠璃人形に似た30センチ前後の人形が、個性豊かにさまざまな動きを見せます。

「知覧の水車カラクリ」写真と解説

1.南薩摩における水車カラクリ

知覧の水車カラクリ 南薩摩における水車カラクリは、用水路にかかる水車を動力として、人形を動かす伝統芸能であり、南薩摩地域に分布し、夏祭り六月灯で披露されるもの。

 伝承地分布は、人力で回すものまで含めると、日置市・南さつま市・南九州市の14か所にあったことが分かっている(そのうち水車によるものは10か所)。現存しているものは、日置市吹上町の吹上温泉祭り(湯之権現六月灯)、南さつま市加世田の竹田神社夏祭り、南九州市知覧町の豊玉姫神社六月灯の各祭礼で披露される。

 起源は不確だが、灌漑用水路を利用する点に着目すれば、現在の水車カラクリの形に形態が整えられたのは、早くても17世紀中旬以降と考えられる。知覧の水車カラクリは、太平洋戦争中に途絶え、昭和54年に復活している。

2.知覧の水車カラクリ

 知覧の水車カラクリは、垂直回転する水車の動力を、調べ帯(ベルト)を通して舞台下の調べ車(滑車)に伝える。そこからは力を分散し、次のような機構に伝える。基本的には、垂直方向の動力をそのまま利用している。しかし、上記の機構や人形自体に取り付けられた紐を利用することによりさまざまな動きをつけている。

 人形は、浄瑠璃人形に似た30センチメートル前後のもので、多い時には20体以上が舞台上に据えられ、個性豊かな動きを見せる。演題は、昔話や神話・伝説が題材となっている。

 知覧の水車カラクリは、舞台を見せる「からくり劇場型」水車カラクリといえよう。

→詳しい解説は「水車からくり・六月灯(ろくがつどう)

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「知覧の水車カラクリ」2001年以降記録映像・記録画像

知覧の水車カラクリ2001
牛若丸と弁慶

2001(平成13)年
YoutubeWMP

知覧の水車カラクリ2002
カラクリ人形制作風景

2002(平成14)年
Webアルバム

知覧の水車カラクリ2003
武蔵

2003(平成15)年
YoutubeWMP

知覧の水車カラクリ2004
桃太郎

2004(平成16)年
YoutubeWMP

知覧の水車カラクリ2005
海幸彦・山幸彦

2005(平成17)年
YoutubeWMP

知覧の水車カラクリ2006
那須与一

2006(平成18)年
YoutubeWMP

知覧の水車カラクリ2007
風林火山・川中島の合戦

2007(平成19)年
YoutubeWMP

知覧の水車カラクリ2008
花咲か じいさん

2008(平成20)年
YoutubeWMP

知覧の水車カラクリ2009
浦島太郎

2009(平成21)年
YoutubeWMP

知覧の水車カラクリ2010
かぐや姫

2010(平成22)年
YoutubeWMP

知覧の水車カラクリ2011
因幡の白兎

2011(平成23)年
YoutubeWMP

知覧の水車カラクリ2012
牛若丸と弁慶

2012(平成24)年
YoutubeWMP

知覧の水車カラクリ2013
桃太郎と鬼ヶ島

2013(平成25)年
YoutubeWMP

知覧の水車カラクリ2014
巌流島の決闘

2014(平成26)年
YoutubeWMP

総集編「薩摩の水からくり」 - YouTube薩摩半島民俗文化博物館チャンネル


〔実地調査〕
1993年以降の毎年7月9日。制作過程は、2002年7月に調査したもの。

〔参考文献〕

拙著「祭礼の中の水車からくり―南薩摩における研究視座の提示」(『鹿児島民具19号』,2007年鹿児島民具学会編・発行に所収)
拙著「万之瀬川流域の農村水車カラクリ人形芝居」(民俗文化財調査事業報告書『薩摩の水からくり』、1997年知覧町教育委員会発行に所収)

鹿児島祭りの森