技術部

測量業務は、建設プロジェクトの当初段階で行われる重要な作業です。測量では、地形や構造物の位置を正確に測定し、データを収集することにより、建設プロジェクトの設計や施工に必要な数値データを提供します。
具体的には、高度な測量の機器を使用して地形や構造物の位置を測定し、データを取得したことにより、道路・河川・橋梁などの設計を行う際に必要な基礎的なデータを提供します。測量業務は、建設プロジェクトの実施において欠かせない重要な業務であり、安全で効率的な公共施設の実現を支援します。

設計業務は、道路・河川・橋梁などの公共施設や構造物の建設において、重要な役割を果たす業務です。具体的には構造物などの図面作成や仕様書関係の作成、技術的な構造計算や材料の数量計算などが含まれます。
道路の設計では、計画地の地形や交通量などを考慮して道路線形や道路幅を計画し、地域に最適なルートを設計することで安全で効率的な道路環境を作り出します。また橋梁などの構造物の設計においては、作用する荷重等に対しての耐久性や安全性を最重要視し、機能性と環境に配慮した景観性を兼ね備えた構造を追求します。
設計業務は建設プロジェクトの基盤の業務であり、公共施設などの機能性や安全性そして経済性を確保するために欠かすことのできない業務です。

調査業務についても、建設プロジェクトにおいて重要な役割のひとつです。
測量、設計業務の実施前において、現地作業や資料の収集を行いそのデータを確実に把握し整理することで、その後の作業に活用します。また、社会生活で利用する基礎資料に関わる調査（交通調査や環境調査、急傾斜地等の地形調査）、そして実際の工事を行うための用地取得に関する調査や関連書類の作成などが含まれます。これらの調査したデータや書類を基に最適な計画および設計の策定、実施が行われ、社会生活での安全で持続性のある公共施設の計画設計が可能となる重要な業務です。