マガジンハウス 翼にのったソウルメイト リチャード・バック 飯田 昌夫 訳 |
訳者解説から― 本当に愛するものを見つける。それと一緒に学びながら 自由になっていく。 以前のリチャード・バックは飛行機だけがその対象だった が、 ソウルメイトによって自分を発見しながら変化していっ た。そのことが書かれたこの小説は自叙説で、今までの彼 の作品からは想像もつかない純粋なラブストーリーである。 |
この物語はリチャード・バック自身の実話だそうです。(登場人物の名前は変えてあるら しい) 複数の魅力的な女性達との出会い、ベストセラーで百万ドルの印税生活、後に陥る長 期に渡った過酷な税金のトラブル、そしてレスリー・パリッシュとの運命的な再会・・。 二人は心を交わしていくうち、互いにとってどれほど重要でかけがえのない存在である のかということに気付いていく・・。 ―文中から― 「随分前に僕がわがままなことを話しただろう。自分にとって最も興味のあることはど んな時でも実行すると断言したし、君も同じようにしてほしいと・・・・・」 「お願いだからあなたの定義は勘弁してよ。それができるとしたら、あなたがいつまで たっても本当の幸せをつかめないと考えているからよ。自分と同じくらい大切 な人の ための場所をあなたの人生に作るまで、あなたはいつも孤独で、何かを探 し求めて、 道に迷っているでしょうね」 ソウルメイトとは自分の鍵に合う錠を、そして自分の錠に合う鍵を持っている人 互いに自分の最も深い熱望と方向感覚を分かち合える人 いとしいソウルメイトを探し求めて |